行き先駅まで車運びます…鉄道会社が新サービス
鉄道
北近畿タンゴ鉄道(KTR、本社・京都府福知山市)は、自家用車を行き先の駅まで代行運転で移動させる「マイカー移送サービス」などの新規事業を始める。
並走する舞鶴若狭道の無料化が6月に実施されることで、KTRの客離れが懸念されており、車との共存関係を築くことで影響を最小限に食い止めようと、同月からのサービス開始を目指している。
KTR宮津線(西舞鶴駅―豊岡駅)が、今月、JRからの転換開業20周年を迎えたのを記念する事業のひとつとして実施する。
「マイカー移送サービス」は、天橋立などを自家用車で訪れた観光客をターゲットに、車を乗車駅から目的地の駅へと陸送し、その区間、列車の旅を楽しんでもらう事業。海岸沿いを走り、巨石が並ぶ奈具海岸などの絶景ポイントでいったん停車したり、徐行したりする西舞鶴行きの観光型列車「タンゴ悠遊号」や「タンゴ浪漫号」に天橋立駅や宮津駅から乗車してもらい、由良川を越えた先の丹後神崎駅などへ車を陸送するプランなどが検討されている。
また、タクシー会社とタイアップした「レール&タクシー事業」も企画。タクシー券付き切符を販売し、駅からタクシーに乗って、2時間程度の観光コースを回ってもらう計画だ。
このほかに、乗車中の記念写真撮影や、弁当などを席まで届ける「列車お届けサービス」も企画しており、辻本泰弘社長は「高速道路無料化の実施にぶつける形で実現したい。マイカーで丹後へ来た客に、ローカル列車の旅も楽しんでもらいたい」と話している。
(2010年4月15日19時33分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100415-OYT1T00224.htm